歌舞伎座が4月から建て替えの為、公演見がてら建築見学。

舞台以外の場所は簡素なつくりで、階高が高いため急階段です。
観賞演目は「高坏」と「籠釣瓶花街酔醒」。
いずれも中村勘三郎主演の演目です。意外と背が低いなぁ。
常連の大向こう達の掛け声が結構迫力です(笑)。
コンサートや映画などと雰囲気が異なる不思議な空間で、書割りのパースの
かけ方が面白い。
上から見ても立体感がある造りになっている。
歌舞伎座が4月から建て替えの為、公演見がてら建築見学。

舞台以外の場所は簡素なつくりで、階高が高いため急階段です。
観賞演目は「高坏」と「籠釣瓶花街酔醒」。
いずれも中村勘三郎主演の演目です。意外と背が低いなぁ。
常連の大向こう達の掛け声が結構迫力です(笑)。
コンサートや映画などと雰囲気が異なる不思議な空間で、書割りのパースの
かけ方が面白い。
上から見ても立体感がある造りになっている。
旧フランス大使館解体前のアートイベントを見学。
アートイベントも楽しいけれど、どちらかといえばやっぱり建物探訪!

エントランスすぐの別館
2Fより上階がキャンチで浮いているような構成で、RC+S造。窓はスチールで堅剛な雰囲気になっています。各部屋でアーティストの作品やインスタレーションが行われていて文化祭のような懐かしい光景でした。

本館キャノピーの雨樋
フランスの設計によく見られる雨どい形状。キャノピー形状をガルウィングにして、谷底から雨水の出先が向けられており、その先は植栽。お見事。コルビジェの住宅だったと思うけど、住宅サイズでやると雨樋が小さくなるので、結構カワイイ。ポコッとでた樋形状が平らな外壁に影を落とすのがナカナカ良いのです。

キャノピーから見た中庭

各室出入口周り
各室出入口周りは、収納一体で設備系が納められています。ちょうど壁をふかした様相です。

各室窓まわり
窓はスチール枠。エアコンを枠内に仕込んだりして手が込んでます。設備を考慮して簡単に壁を作らないところがよく、開放感にあふれた居室です。

メールボックス
廊下側はスチール製鍵付のインターフェイスですが、居室側は家具になっており前入れ後ろ出しになっている。今でこそ既製品であるけど、この方が僕は好きだ。居室側に金属がいばってこないのがイイ感じだ。

窓周りを外から見る
構造フレームに沿ってシャッターを仕込んであり、マッシブな形状を際立たせている。そしてアルコーブ状(手すり壁がないバルコニー)になった奥が前面ガラスで見えているので整然とした佇まいだ。
古い建物の良さは何といっても原始的な納め方が見せてくれる物のあり方だ。
余計なテクノロジーが入っていないので「どうなってんだコリャ」がない。
ついでに

新フランス大使館
厳重な管理をされているので中に入れないけど、エントランス内部の先にゆったりと登っていく屋外の坂が計画されており、内部に誘う色っぽい仕掛けがされている。
なんとか中に入ってみたいけど、なにぶん、用事がない(笑)。
住宅設計に関する法改正が目白押しなのでメモ。
それから
「住宅取得等資金に係る贈与税非課税枠の拡大」
大枠 H22年(今年)→1500万円
H23年(来年)→1000万円
(従来 500万円)
最近は大手ハウスメーカー等の倒産によって支払う必要のない貴重な住宅資金を奪われた事件が多発しています。恐ろしいことです。
この業界は本来性善説によって成立しています。住宅が工業製品と異なるのは請負業である点であり、造って陳列して、それをキャッシュオンデマンドで交換する質のものではありません。ハウスメーカーの住宅展示場は、「作って陳列して」・・までは同じですが、やはり土地に建てるという性質上、請負業なのです。
工業製品は、売買が発生する一歩手前までのリスクは企業が負います。しかし、住宅は受け渡しまでのリスクを工務店と施主が「自動的に」負うことになってしまいます。ですから性善説によって請け負わせるべきで、また、請け負うべき仕事なのだと思っています。
住宅を「造る」にあたり、工業製品を「買う」ようなイメージで向き合うと思わぬところで痛い目にあいます。
住宅完成までの安心という意味で、現実的な解決方法としてはエスクローサービスなどがありますので一読されるとよろしいかと思います。完成保証制度に代わる手法です。
性「悪」説に基づくと様々な制度やニッチな仕事が増えますね。便利になっていくってことは性悪説が増えたってことなのかな。

CGソフトを変更したので機能チェック!
最近のソフトはレンダリング時間が大幅に縮小されており
この画像A3サイズで5分足らずです。(前のソフトだと6時間くらい)。
少し前までラジオシティのクオリティを出すのに大変な設定と時間が
かかってましたが、最近のソフトは設定が簡単になってきた。
面白い内装材料を紹介します。
ガラスに突板を貼って、照明を当てると透過するガラス材です。

(有)アサヒ突板工業のHPより
店舗や住宅の収納にも使えそうな材料です。ガラスと木材を接着する技術がミソのようですが、突板を貼った裏側ってやっぱり接着剤が見えてしまうから片面しか材料としては使えないのだろうか?大臣認定が取れているので設計としては使いやすそうで、ちょっと気になる材料です。
住宅やマンションなど「リフォーム」についての悩み相談があったので
改めて僕の考え方をザックリと事例を交えて提案してみます。
1.まず200万円~300万円程度でできる事を考えましょう。
いきなり大金を積んで大掛かりなことを考えるより、身近な金額
(ちょっといい車の値段)くらいで何ができるかをつかむ事が大切です。
2.そしてあと幾ら足せばどんな事ができるのか、もしくは何をやめれば安く
すむのか。こんな風に内容を詰めていきます。
3.内容を詰めるにあたって、「今しかできないもの」と「後でどうにでもなるもの」を掴んでおく必要があります。減額するときは「後でどうにでもなるもの」から手をつけましょう。お金に余裕ができてからやれば良いのです。日曜大工でやってもOKというのも「後でどうにでもなるもの」に含めていいと思います。
4.注意しなくてはならないことは、リフォーム工事を始めてから壁を壊したら土台が腐っていたとか断熱材が湿気てグズグズになっているということが時々あります。これは「今しかできないもの」かつ「工事してみないとわからないもの」です。
こういった事に対応できるように予算は2割程度別に持っておく必要があります。
通常、壊してみないとわからない部分は見積書に含まれていませんので
気をつけねばなりません。ギリギリの予算でリフォーム計画をしてしまうと
「予算がそっちに取られてキッチンが買えません」ということになります。
5.「今しかできないもの」とは「構造」などで体で言えば「骨格・臓器」です。
そして「後でどうにでもなるもの」とは「インテリア」であり、「お化粧」の部分です。
お化粧のノリを良くするには、体の内部から改善するという順序を守るのが
よろしいかと思います。
では200万強くらいの予算でどの様な事が出来るのか、という
キッチンのリフォームの事例をひとつ紹介します。
【リフォーム前】

[外観]

[内部]
システムキッチンを新しく入れ替えたいとの依頼でしたが、よくよく話を聞いてみると問題は収納力と部屋の構成上ダイニングへ直接出入りできないので
料理の持ち出しが面倒という不便な生活動線の2点が問題点でした。
【打合せの中でわかった悪循環】
家具とキッチン、ダイニングとの使い方の関係が整理されていない。
↓
物がどんどん外にあふれ出す。
↓
何を買ったか、食材をいつまでに使わなきゃならないのか把握できない
↓
あるかどうかわからないし、探してみると賞味期限が切れていてまた買う
↓
不経済!でもしょうがない。買うからまた物があふれ出す。
↓
物があふれ出したキッチンで料理をするのが苦痛。楽しくない。
綺麗にしたいけど忙しい・・・。
食器や鍋も沢山あるのに、実はいつも使うのは一緒だ。
というわけでこんな風に計画しました。
【リフォーム後】




工事期間 1週間
やったこと 床:フローリング張替、床下収納の改修
壁:壁新設、クロス貼、タイル貼、柱籐巻き
天井:クロス貼
設備:キッチン一式
電気:ダウンライト、キッチンライト、コンセント追加、IHによる分電盤変更
造作家具:シンク上部食器棚、作業カウンター兼食器棚、カウンター上部
食器棚兼飾り棚(家具照明付)、
(キッチン側とダイニング側両側から使える家具にしてあり
家具にコンセントを仕込んで炊飯ジャーやコーヒー
メーカー等のコードの取り回しが床に這わないよう
にした。)
これで200万円強くらいです。大体感じが掴めたでしょうか。
ことキッチンに関しては設備機器・電気・家具などお金がかかる部分が多いので
坪単価がアテになりませんが、居室の改修であればもっと色々できるかと
思います。
なお、注意点としてこの住宅にも当てはまりますが木造住宅で大事な柱部分。
構造計算と構造バランスを考慮して大丈夫であれば柱は取ってしまいますが、木造住宅で不要な柱ってほとんどないと考えたほうが良いです。(古い住宅で建築基準法が古いもので作られているものは特に!!)
リフォーム工事会社に直接依頼をした場合、施主に言われたとおりに施工するために構造的な検討を十分にせず柱を切ってしまう工事会社がいますので注意が必要です。直接依頼する場合は必ず設計上考慮されているか確認しましょう。
設計事務所=考える仕事=釘は打てません(笑)
工事会社=造る仕事
という仕事の住み分けを仕事依頼の際に頭の隅においておきましょう。
某TV番組では番組の絵づら上、考える仕事の人が家具を作ったりと
仕事の住み分けがゴッチャになってますが日曜大工的なお手伝いとしては
あってもプロの仕事として施主に引き渡すという性質のものにおいては
ああいう状態はありえないことを知っておく必要があります。
(「減築」ということ 04よりつづき)
さて、2000年から早6,7年たってみると様々なところで
「減築」を見かけるようになりました。
大きなところでは東京都東久留米市のひばりが丘団地で
行われるそうです。とても楽しみにしています。
減らすことによる豊かさ。
ニュアンスは少し違うけれど、
「Less is More」(ミース・ファン・デル・ローエ)なのか・・・。
表現方法は変わっても、起こることはいつも流転している感じだ。
(このワークショップのダイジェストを見たいかたは、
彰国社の建築雑誌「建築文化2000年9月号」P131~ 第2回減築 をご覧になってみてください。
(「減築」ということ 03よりつづき)
「減築」という考え方に対する当時(2000年)の反響はとても様々でした。
ワークショップに参加している各大学の教授や建築家たちは
「今後ひろがりがある考え方」として多大に評価してくれたのですが
一方、就職活動などでこの作品を持ち込んでも全くといっていいほど
反応がない。
当時の不況や容積率一杯の設計をしている仕事においては、「減築」という
マイナスイメージや容積を余らせていくようなイメージが現実レベルで
捕らえにくかったのだろうと思います。
言葉は時代背景をベースに造られ利用されていくので、「減築」という
今のブームは「好況」を示していると考えてもよさそうです。
このキーワードを生み出す最大の難しさは、例えていうならば
「不況のときに、好況をイメージする」ことでした。
バブル時代に不況を想定して手を打っておく。
不況のときに、好況へ向けての準備をする。
これはハタケと一緒で、季節を先取りして措置をとらないと
次の季節に収穫ができません。
これがなかなか難しい。
つづく
(このワークショップのダイジェストを見たいかたは、
彰国社の建築雑誌「建築文化2000年9月号」P131~ 第2回減築 をご覧になってみてください。
(「減築」ということ 02よりつづき)
新しい言葉は、既存にあるものを異なるステージに置き換えることが
可能となります。
ごみはゴミ箱の中にあればタダのごみですが、処理場という
あらたな環境に置くことで「資源」に生まれ変わります。
また、畑に生っているトウモロコシも、環境が変わるとバイオガソリンに
なる。
こんな風に、そのものが置かれた状況(ステージ)を見直すことで
価値を再評価することができます。
その時に必要なのが「キーワード」です。
新たな価値を見出すには、その価値を表現するための「新しい言葉」が
必要になります。
そういう意味でも、「減築」という言葉は既存の建築を再評価するときの
ひとつの尺度としてとても意味がある言葉になりつつあります。
つづく
(このワークショップのダイジェストを見たいかたは、
彰国社の建築雑誌「建築文化2000年9月号」P131~ 第2回減築 をご覧になってみてください。
(「減築」ということ 01よりつづき)
「減築」とは、平たく言うと、「不要と思われるものを各自で出しあって、
みんなに有効になるように再配分・還元する」という考え方です。
この考え方は、大雑把に次の二つのモデルケースに注目することから
導き出しました。
1. 容積率目一杯の経済空間に関して
2. 農村部における「結」のシステム
1については現状を見るとおりに、販売メリットとしては価値を有する
ものの、生活空間としての豊かさや外部空間に対する街区・都市的景観や
文化の価値創造に欠けている部分があることなどが上げられます。
一方で2については、農耕民族である日本人が「生活の中で」生み出した
相互扶助の考え方が建築的に可能ではないだろうか、ということです。
「建築の空間」と「生活の中で育まれた自然な感情から生まれるシステム」を
うまく掛け合わすことで「減築」という考え方が成立すると考えたわけです。
つづく
(このワークショップのダイジェストを見たいかたは、
彰国社の建築雑誌「建築文化2000年9月号」P131~ 第2回減築 をご覧になってみてください。
今回は「減築」というキーワードにまつわる話をしようと思います。
近年、新聞や建築界で「減築」というキーワードがよく出てきます。
インターネットで検索すると様々なメディアで取り上げられていますので
ご存知の方も多いはず。
僕がこのキーワードに深く関わったのは、1999年(当時大学院1年生)でした。
1999年5月、インターユニバーシティー・ワークショップという企画に参加したときのことです。
この企画はあるテーマに対して参加大学が提案をし討論をするという企画で、最終的には、彰国社の建築雑誌「建築文化2000年8月号」から毎月各大学の提案を紹介していただける機会を得たものです。
このワークショップの基幹テーマは「社会資本としての都市住宅構想」でした。
1999年、つまり世紀末に「社会資本」としての建築のありようを問う、
というテーマはとても新鮮で、そして21世紀に向けての建築業界の方向性
としても意味のある深いテーマであったことを覚えています。
当時、都市の建築はスクラップ&ビルドを繰り返し、供給過剰と思われるマンションや建売住宅が林立しながらも日本経済は低迷期を抜け出せずにいるという、
閉塞感漂う時代背景がありました。
就職活動も今のようの売り手市場ではなく完全に買い手市場。
そのような中で「社会資本としてのストックを再定義・再評価し、
その資本を再配分するシステム」という視点から「減築」というキーワードを
打ち出しました。
つづく
(このワークショップのダイジェストを見たいかたは、
彰国社の建築雑誌「建築文化2000年9月号」P131~ 第2回減築 をご覧になってみてください。)
エッジがシャープなコンセントカバー。
造作家具付などにも使えそうです。
最近はタイルで出来たものがあったりと、インテリア関係の
小物が充実してきましたね。

光をとおす不思議なコンクリートが、日本市場に登場する。光学ガラスメーカー大手、住田光学ガラス(さいたま市浦和区)が、ハンガリーのリトラコン社(本社・ブダペスト)と提携し、同社社長で建築家のアロン・ロソンチ氏(28)が開発した光をとおすコンクリート「リトラコン」を日本国内で製造・販売する。(FujiSankei Business i. 2006/1/26)
一度使ってみたいと思うこのコンクリート。透明なコンクリート躯体ってどんな感じだろう?どこまで透けているのかイマイチ分かりませんが、鉄筋はどうなるのだろうか、ちょっと調べてみようと思う。壁構造に応用してみたい。

第1回 FPデザイン・コンペティションで<地域賞>を受賞しました。
半年前に提出したコンペだったので半分忘れかけていましたが、
突然賞状が送られてきたのでびっくり。
コンペの課題は・・・
課題 「故郷の住まい」
「故郷(ふるさと)」という言葉は、われわれに何かしらの郷愁を呼び起こしてくれる。
工業化とともに情報化社会の急速な発達は、それまでその地域が本来もっていたであろう固有の文化を希薄なものにし、均一化を図ってしまったともいえる。しかし、その地域の特性である<輝き>は、いつまでも残しておきたいものである。
ここでは気候や風土を含めた地域の特性を取り入れ、新しい技術を活かした地域の住文化を再構築するような、創造性に溢れた応募案を期待している。
主題は木造を考えている。改修や増築であってもよいし、オール電化された居住性の高い住宅、環境に十分配慮した住宅などが望まれる。
立地や規模といった建築条件は、応募者の自由想定にゆだねる。
提出案は当事務所HPにUP予定。

石川県金沢方面の住宅現場。5月末、上棟直前の写真です。
色々工夫しながらコストダウンを図って設計してあります。
又、工務店さん・職人さんが一生懸命やってくれてます。
住まい手が幸せになりますように!
現在は建具取付ほぼ終了、外壁下地に入っています。

東京スター銀行(東京・港)は5月31日、ソフトバンクグループのSBIモーゲージ(旧グッド住宅ローン)と提携し、相互に住宅ローンを取り次ぐサービスを始めると発表した。東京スター銀は預金残高が増えると貸出金利が下がるローン、SBIモーゲージは最長35年の固定金利で年2%台のローンを取り扱っている。1日から顧客に提携先の商品を紹介する。東京スター銀に住宅ローンの相談に来た顧客が長期固定ローンを希望した場合、同行がSBIモーゲージに取り次ぐ。逆に、SBIモーゲージを通じて同行のローンを申し込むこともできる。取り次いだ申し込みが融資に結びついた場合、相互に手数料を支払う。
[6月1日/日本経済新聞 朝刊]
香港・落馬洲(ロッマージャウ)と広東(カントン)省・深セン市との境界となっている川にかかる落馬洲大橋の深セン側地域で22日、ビル16棟の同時爆破解体作業が行われた。立ち退きのための作業で、多くの報道陣が注目する中、現地時間の午後1時ごろから爆破が始まった。中国新聞社が伝えた。(5月23日朝日新聞)
造ることも大事ですが、壊せる計画を織り込んでおくことがとても大事です。現存する、時代を超えた名建築や世界遺産はそういった側面を含んでいるものが多いと思います。

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