128年の歴史を閉じる「<a href="http://amanoya.tabite.jp/">天野屋旅館」=湯河原町宮上で 文人、芸術家が愛した湯河原町の温泉場で128年間、 歴史を刻んできた同町宮上の「天野屋旅館」(天野喜舞社長)が 31日、閉館する。伊藤博文や夏目漱石らの定宿として 知られていた。築80年近い「新館」で営業を続けてきたが 老朽化が進み、後継者問題などもあって閉館がきまったという。 今後の建物の保存や活用方法はまだ決まっていない。天野屋旅館の歴史は1877年、本館創業で始まる。
湯河原旅館協同組合に加盟している104軒の中でも
老舗(しにせ)といわれる。文豪・夏目漱石ら多くの著名人が利用した。新館は1927年に本館近くで営業を始めた。画家の竹内栖鳳、
安井曾太郎などに愛されたという。89年ごろには本館、
新館合わせて年間約2万人の利用者があった。だが、93年ごろから利用者は減少し、98年には本館を町に売却した。
現在、同建物は一部を補修するなどして「湯河原ゆかりの美術館」
となっている。新館の利用者も景気低迷の影響で年々客が減少し、昨年は6千人まで
落ち込んだ。歴史を刻んできた老舗旅館が閉館することで常連客からは「残念だ」と
惜しむ声も多い。天野屋旅館の玉井信介・常務取締役は「旅館の営業は終わるが、
買い手がつくまで一時休業して温泉の源泉の管理は続ける。
買い手がつけばスムーズに営業ができるようにしたい。
今のところ数件の問い合わせがある。決まればよいのだが」と話している。(2005/3/31 朝日新聞)





















